泥溜め・吹出し弁・揺りシリンダ

今回は「火室下部」「泥溜め」「吹出し弁」「揺りシリンダ」
を作成しました。

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赤く見える「火室下部」は、石炭を燃やし、燃えかすや灰を
下に落とす「動力火格子装置」が収められている部分です。

「火室下部」に取り付けられている「泥溜め」は、火室下方から
固形不純物を含んだ泥水を取り出して、泥と水とにふるい分けて
排出します。

何本かパイプが出ていますが、これは他の部分が出来ましたら、
パイプを通します。

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今回は赤丸の「ヴァルブ・ハンドル」の作り方の説明をします。

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図のように「掃引」する外形の形状と断面形状を作成して、
外形形状を「記憶」し、断面形状で「掃引」します。

しかし、外形形状と断面形状の交わる部分において、
外形形状にアンカーポイントが無いと・・・

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このようにヘンテコな形状になってしまいます。

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これを回避するために、外形形状が断面形状と交差する部分に
アンカーポイントを追加します。

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追加したアンカーポイントが「始点」になっていないと、
また、意図しない形状になりますので、追加した
アンカーポイントを選択した状態で、
「スクリプト」-「選択した点を始点に.py」を実行します。

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そして、外形形状を「記憶」し、断面形状で「掃引」すると、
「ヴァルブ・ハンドル」の形状が出来上がりました。

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「吹出し弁」は火室部底に溜まった汚れや水垢を、
外に排出する装置です。

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「揺りシリンダ」は灰を灰箱に落とす装置です。

次回からは「運転室」を作り始めます。


ボイラー・ステップ

今回は「ボイラー・ステップ」を作りました。
特筆する事はないので、とりあえず画像だけ。

次回は、順番から行くと「動力逆転器」ですが、
位置決めがしづらいので「ランニングボード」を
先にやるかも知れません。


砂箱のハッチ

今回は「砂箱のハッチ」を作りました。

まずは、ドームの上の「ハッチ」を取り付ける所を平らにします。

前回、ドームを作成した時にドーム上部の平になる部分に
「曲線」を作成しておきました。

ドームの一番上の曲線の平になる境界線の位置に、
アンカーポイントを2つ追加します。(option+command+ドラッグ)

新しく出来た2つの曲線を「移動」-「数値入力」で「X軸」に対し、
真っ直ぐにします。

ドームの一番上の曲線の黄色いアンカーポイント(正面図)を
選択し、平にする位置(赤丸)を基準にして、「移動」-「数値入力」で
「Y」方向を揃えます。

平にするため、赤丸のハンドルを「option+command+click」で
削除します。

同様に平らな面に向かうアンカーポイントのハンドルを削除します。

赤丸の位置の2つのアンカーポイントを調整して、図のような
形状にします。

これでドーム上部の「ハッチ」が取り付く所は平らになりました。

「ハッチ」は開閉するように赤十字の位置で「Z軸」に対し、
「回転パート」を作成して、回転するオブジェクトを入れました。

さらに「ロックハンドル」も回転するように赤十字の位置で、
「Y軸」に対し、「回転パート」を作成し、ロックハンドルの
オブジェクトを入れました。

「ハッチ」が閉じている状態。

「ハッチ」が開いて、「ロックハンドル」が回転して、
ロックが外れている状態。

「ドーム」に砂が入る穴を開けるため、図のような回転体を
作成し、「*」でドームに穴を開け、「&」で「ドーム」フォルダ内の
オブジェクトのみに作用するにしてあります。

砂の形状を作るため、図のような円形の線形状を作成しました。

砂のテクスチャーは図のような「砂の写真」とグレースケール化した
「バンプマップ」用の画像を用意しました。
ネットにフリー素材であった物です。

「イメージ編集」で「砂の写真」を取り込み、「種類」は「拡散反射」
「投影」は「Y軸」にします。
「編集」をチェックすると、実際の画像が現れますので、
普通のオブジェクトを操作するのと同じように、大きさを調整します。
調整が終わりましたら、「サイズ」と「位置」の【M】ボタンを
各々押しておきます。
こうする事で、調整した内容をメモリーに保存する事が出来ますので、
次に「バンプデータ」を操作する際、呼び出せば、同様の情報を
設定する事が出来ます。

次に「バンプデータ」ですが、数字の「1」を押して、新規作成し、
「イメージ編集」で「バンプ用のグレースケール写真」を
取り込みます。
「種類」は「バンプ」で「投影」は「Y軸」にします。
次に「サイズ」と「位置」の【R】ボタンを押すと、
メモリーされている情報が呼び出され、「砂の写真」と
同様の「サイズ」「位置」に設定されます。

今回はここまでです。

次回は「ボイラー・ステップ」を作成します。

ここまでのデータ(Shade12形式)
「ロック」がかかっていますので、新規形状作成は出来ません。

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