交通博物館 その2

普段は見ることの出来ない台車(車輪を保持し、車体を支えているところ)を見ることが出来ます。昔の蒸気機関車の台車は、もう、鉄の固まりという感じで重厚です。

【DT200形台車】(0系新幹線電車用) 縮尺1/5

新幹線の台車の特徴は、バネ下重量をできるだけ軽くするとともに、ガタツキの出ない(精度の狂わない)構造で柔らかく車軸を支えています。

また、上下、左右にバネ作用のある空気バネを車体と台車の間に直接取り付け、車体の重量がすべて軸受けにかかるようにして蛇行道(一種の横揺れ)を防いでいます。
今では、新幹線に使われている台車の構造が一般的になり、在来線の車両にも生かされています。

  • 台車枠=プレス鋼板溶接構造
  • 枕バネ=車体連結式特殊ダイヤフラム型空気バネ
  • 軸バネ=オイルダンパー併用コイルバネ
  • 軸箱支持=IS式支持装置
  • 駆動方式=一段減速式歯車型たわみ継手
  • ブレーキ=電気ブレーキ及び空気・油圧ディスクブレーキ
  • その他=車輪踏面清掃装置

【旧京都市電台車】実物

アメリカ ブリル社製(推定)
モーターは、ジェネラル・エレクトリック社製

1895年(明治28)日本で最初に開業した京都電気鉄道(のちに京都市電)の台車です。単台車といって、1つの車体に2軸台車が1つです。京都電気鉄道は、1895年(明治28)に開業した日本で最初の営業用電車であり、世界でも古い部類に属する。当初は電車というものが周知しておらず、警告のため「電車告知人」を設け、赤旗をもたせて先走りをさせた。のちに京都市電の一部になったが、同市電は1978年(昭和53)に全廃となった。

【TR73形3軸台車】(実物)

重量:7.5t、軸距:3,480mm、使用車両:マシ29107
3軸ボギー台車は、明治末期の大形客車から使われました。軸数の多いことから、振動が少なく、主に食堂車や展望車に使用されました。第二次大戦後は、ばねの改善と共に重量が重いなどの理由から製作されていません。

この台車は、マシ29型食堂車に使用されたもので、広軌狭軌共通に使えるように、長軸で巾が広くなっています。また2つのボルスターを結ぶアーチバーが外側になっている外側支持方式を採用しています。

【鉄道が開業した頃の客車】(実物大模造)

鉄道が開業した頃の客車です。今と較べるとなんともゆったりしていて...この頃の人が今の満員電車や女性専用車両なんかを見たら、どう思うだろう。

全長:5.41m,定員:30人,復元製造:日本国有鉄道大井工場,復元年:1970年(昭和45)

1872年(明治5年)に日本で初めての鉄道が新橋〜横浜間に開業した頃に使った客車です。
鉄道開業にそなえて、イギリスから客車を58両輸入し、新橋工場(いまの大井工場)で組み立てました。上等・中等・下等の3クラスがありましたが、これは下等車です。車内は5人がけ6列のゴザ敷きベンチになっていて、照明は石油ランプです。窓ガラスには注意をうながす白線があり、ドアのカギは発車のときに外からかけました。

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