煙室扉を組み立てる

今回は「煙室扉」を作りました。

c62_001_6

c62_001_1

まず、「煙室カバー前縁」と「煙室扉」の断面形状を
赤ラインを中心にして「回転体」を作成します。

c62_001_2

ナンバープレートの「C62 2」の文字は、文字の形の
アウトラインを「挿引体」に押し出しました。

c62_001_3

「煙室扉ヒンジ」は「自由曲面」でおおまかな形をつくり、
角は「角を丸める」コマンドで丸めました。

c62_001_4

「煙室扉」「ナンバープレート」「煙室扉ヒンジ」を
赤ラインを中心とした「回転」パートに入れました。

c62_001_5

「表示」-「モーション」にて、上限「127.80」下限「0」の位置に
制限(三角マーク)を設け、開きすぎず、また、煙室扉の方へ
回ってしまわないようにしました。

ここまでのデータ(Shade12形式)
「ロック」がかかっていますので、新規形状作成は出来ません。

c62_001.shd

次回は「煙室胴」と「煙突」を作ります。


煙室胴と煙突を組み立てる

今回は「煙室胴」と「煙突」を作りました。

c62_002_01

c62_002_02

「煙室胴」と「ボイラージョイント」の断面形状を
赤いラインを中心にして、「回転体」を作成します。

c62_002_03

リベットは「球」を作成して、「Y」軸上で半分程につぶし、
「Y=0、Z=0」の位置で、「複製」-「数値入力」を実行し、
Z軸に対し、「360/リベットの数」の角度で回転複製します。
あと、リベットの数分「繰り返し」を実行します。

次に「煙突」を作成します。

c62_002_04

「煙突」上部の断面形状を赤いラインを中心にして
「回転体」を作成します。

c62_002_05

「煙突下部」を作るため、まず、写真のテンプレートの
形状を「自由曲面」パートに入れます。

c62_002_06

写真のアンカーポイント(黒丸)を下方向へ下げます。

c62_002_07

「自由曲面」パートを「切り換え」て、写真の黒いラインの位置に
アンカーポイントを追加します。

c62_002_08

「自由曲面」内の3番目のラインを選択し、黒十字の位置で、
「移動」-「数値入力」を実行し、拡大縮小「X=0.9、Z=0.9」で
若干、小さくします。

c62_002_09

曲面になりました。

c62_002_10

写真のラインに「角の丸め」を「半径=0.4」で適用し、
丸めます。

c62_002_11

テンプレートの円(上面)を参考に、「球」が半分くらい
隠れる位置に、配置します。

ここまでのデータ(Shade12形式)
「ロック」がかかっていますので、新規形状作成は出来ません。

c62_002.shd

次回から何回かにわけて「第一動輪」と「連結棒」を作ります。


ドーム・砂撒き管・加減弁・汽笛

今回は「ドーム・砂撒き管・加減弁・汽笛」を作成しました。

「砂撒き管・加減弁」を前方斜め前から見た所。

「汽笛・砂撒き管」を後方斜め後ろから見た所。

久しぶりに「Shade」を使ってるんだが、普段、仕事で使っている
「Rhinoceros」に比べると、二次元の作図機能がちょっと乏しい。

結構、複雑な形状になると、Illustratorでテンプレートを
作って、インポートして使ったりしてるんだが、やはり、
Rhinocerosに比べると作図能力は落ちる。

曲線(円)同士の接点を結んだり、2本の線の間にRをつける
機能があれば、かなり楽になるのだが。

今回も、テンプレートをillustratorで作っていたのだが、
曲線同士を接線で結ぶ形状が多かったので、
Rhinocerosに切り替えた。

「汽笛」の作成に作ったテンプレート。
このデータを「イラストレーター形式」でエクスポートし、
「Shade」に取り込んだ後、X,Y,Z面に振り分けて
テンプレートにします。

「ファイル」メニューから「Export」を選択します。

「ファイル形式」を「Adobe illustrator」に変更します。

「モデルのスケールを維持」にチェックを入れます。
今回は1/1のスケールで作成しているので、
「Rhinoceros」の1ミリメートルが「Shade」でも1ミリメートルに
なるように設定しました。

逆に、この数字を変えれば、寸法を変えてエクスポート
することが出来ます。

後は、エクスポートしたファイルを「Shade」に
「ファイル」-「インポート」-「EPSF」で取り込めば、
「Shade」で編集することが出来るようになります。

次回は「砂箱」と「ボイラー・ステップ」を作成します。