You Really Got Me

【You Really Got Me】1978年発売のVan Halenのデビューアルバム【Van Halen】より

先日、NHKの『SONG TO SOUL』でKINKSの『You Really Got Me』を
やっていて、当然、その中でヴァン・ヘイレンのPVもやっていたのだが、
何か、無性に『You Really Got Me』をやりたくなったもので・・・

’70年代後半に音楽を始めた者にとっては、衝撃的な出来事というのは
そんなに無いとは思うのだが、そんな数少ない衝撃的な出来事の
一つは【Van Halen】つまりエディー・ヴァン・ヘイレンという
ギタリストの登場だと思う。

デビューアルバム【Van Halen】が発表された1978年は
自分は高校1年生。
当然、音楽仲間の間では何か凄いギタリストが出て来た
という話で持ち切りだった。

何が凄いかというと2曲目『Eruption』のギターソロが
どうやって弾いてるのかまったくわからないということだった。
コピーしても、もの凄くレガートに音が繋がってるのだが、
1本の弦の上で弾くには音が離れすぎている。
どんだけ、手がでかいんだ、というわけなのだが・・・

その内、誰かが「あれは右手の指でハンマリングオンと
ハンマリングオフをくり返しているらしい」という情報を
手に入れ、その通り、やってみるとそれらしい音が出る。
まさしく「何だ、これ」という感じである。

いわゆる「ライトハンド奏法」に初めて遭遇した瞬間である。
右手の指を指板の上に持って行くから「ライトハンド奏法」
もし、エディーが左利きだったら「レフトハンド奏法」に
なっていたのであろう。

「ライトハンド奏法」というのは日本だけの呼び方で、
海外では「タッピング」と呼んでいたらしい。
「SONG TO SOUL」の「JUMP」の回では、当時の
プロデューサーは「エディーのハンマリングオンは凄かった」
と言っていたので、当時は特別な呼び方はなかったのであろう。

そんなわけで、当時は猫も杓子も、ベーシストもドラマーも
みんな、右手を指板の上に乗っけて、ピラリラピラリラ
やっていたわけである。
以外とドラムのヤツが一番上手かったのを覚えている。

ところでこの「ライトハンド奏法」
エディーより先にやってたヤツがいるよ、という話を良く聞く。
実際、自分の知ってるのでは、ラリー・カールトンが
「ROOM335」の中の曲で、一音だけ、ソロ中に右手で
ハンマリングオンする曲がある。

あと、エンジェルの「Can You Feel It」という曲のソロで
「ライトハンド奏法」を使っている。
これはデビュー前のエディーが友達だったパンキー・メドウスに
ライトハンド奏法のやり方を教えてしまい、結果、
エディーより先に世に出てしまったということで、
エディーはマネージャーにこってり怒られたらしい。

ただ、奏法として、完全に確立したのはエディーが世界で
最初であり、「ライトハンド奏法」と言えば、エディー
と言うのは、疑いのない事実だと思う。

【使用機材】
ドラム:BFD2
ベース:自分で弾いています。
ギターは今回久々に【BOSS GT-8】を使いました。


プログラムは当然、【5150 LEAD】
エディーの音をシミュレートしてると言われています。
ギターはESPヴァン・ヘイレンモデル

25年くらい前に買ったんですが、まったくメンテナンスとかしていないので、
フレットは減っているし、ネックの裏の何ていうのかわからないけど、
色の変わってるところが反って来ているし、凄く弾きづらいんだが、
ピックアップは結構、良いのが付いてると思うので、
音は割と気に入ってる。
ネック変えれば、まだまだ行けるな。

ピックアップはこんなの。

それでは
【You Really Got Me】

音源をダウンロードする場合は、【Van Halen】音源アーカイブからダウンロードして下さい。

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