最初は記憶の曖昧な話からだが・・・
自分がロックという音楽に始めて遭遇したのは
恐らく、小学校4年生(1972年)の頃。
当時、TVで「ベストテン」のような
ランキング番組をやっていて、
野口五郎、麻丘めぐみ、天地真理なんかが
毎週ランキングしていたのだが、
その中で1曲だけ、「これ、誰?」と思ってた人がいて、
親に聞いても「誰か、わからない」と言うので、
その人の曲が流れる時だけ、つまらなそうに
観ていたのを覚えている。
で、その人は誰だったかと言うと、
カルロス・サンタナで、曲は恐らく
「ブラック・マジック・ウーマン」
ではなかったかと思う。
というのも、もう記憶が定かではなく、
「哀愁のヨーロッパ」だったような気もするのだが、
発売年を調べると、1976年なので、時期が合わない。
カルロス・サンタナは合ってると思うのだが、
いかんせん、記憶が・・・
ただ、聴き慣れない外国の曲だったので、
聴いていて、違和感を覚えたのは確かだ。
何故、その時、サンタナがランキングに
入っていたのか不思議であるが、
それだけ、日本でも流行っていたのだろう。
でも、ほかの洋楽の曲はまったく
出てこなかったので、なおさら、不思議であった。
まあ、小学生の自分にしてみれば、
当時、キラ星のごとく輝いていた
アイドル達の中に何でこんな訳のわからない
曲が混ざってるんだろう、
何て退屈な曲だと思っていた。
これが自分が始めて「ロック」という
音楽を認識した最初の一歩だと思う。